KY活動とは?

人は誰でも見間違いや聞き間違い、
「うっかり」「ぼんやり」、手間や労力の省略をします。
このような人の特性が不安全な行動をもたらし、事故の原因となります。
これらは日々の通常業務の中で起こりやすいとされています。

事故を未然に防ぐためには、
業務開始前に話し合いを行い、危険のポイントについて全員が合意。
対策を絞り、
一人ひとりが指差し呼称で安全衛生の先取りをしながら業務を進める。

このプロセスがKY活動です。

KY活動はなぜ必要か?                 

事故・災害の原因について厚生労働省の統計によると、
不安全な行動に関わるものが全体の9割以上を占めるとしています。

不安全な行動とは☟

1. 見間違い・聞き間違い・うっかり・ぼんやりと言った不注意。

2. 手間や労力、時間やコストを省くことを優先し

「多分大丈夫だろう」「面倒だから」「皆がやっているから」

などと考える慣れや過信。

KY活動は、
このような不安全な行動から労働災害を未然に防ぐために欠かせないもので、
一人ひとりが危険なポイントに意識を置くために、とても重要な活動です。

TBM(ツール・ボックス・ミーティング)          

KY活動で行う話し合いをTBM・ツール・ボックス・ミーティングと言います。
直訳すると「道具箱集会」となり、
施工現場で作業開始前にツールボックス=道具箱の近くで行う事から、このように呼ばれています。

朝礼で作業開始前に短時間で行うのが普通ですが、
作業再開時や作業の切替え時に行うこともあります。

TBMで具体的な場面の予測を全員ですることにより、総合的に現場力が高まります。

ヒヤリハットとは                         

重大事故や災害には至らないが、
作業中にヒヤッとした、ハッとした、 危ないと感じた事象のことです。

米国ハインリッヒ氏が、
ある工場で発生した数千件の労働災害を統計学的に調査し、
ハインリッヒの法則を導き出しました。

1件の重大事故の裏に、29件の軽傷事故があり、
更にその裏には300件のヒヤリハットが隠れていると言うもの。
この分析により導かれた労働災害の発生比率から
「1:29:300の法則」とも呼ばれています。

ハインリッヒの法則が示す教えは、
常日頃から不注意・不安全な行動によるヒヤリハットが起きないようにすることがとても重要で、
ヒヤリハットなどの情報を作業に当たる全員が共有することで
重大事故や災害を未然に防ぐことにつながるとしています。

安全のための指差し呼称                   

指差し呼称は、
日本国有鉄道(現在:JR)で創設された日本オリジナルの安全確認手法で、
人間の特性から指差し呼称が有効な手段とされており、作業を安全に進めていくために欠かせないものです。
行動の要所要所(危険のポイント、誤操作のポイント)で確認すべきことを
「~ヨシ!」と対象を見つめ、しっかり指差し、はっきりした声で呼称して確認します。

財団法人(現在:公益財団法人)鉄道総合技術研究所により行われた効果検定実験では、
指差しと呼称を、「共に行わなかった」場合の操作ボタンの押し間違いの発生率が2.38%。
「呼称のみ行った」場合の押し間違いの発生率は1.0%で、「指差しだけ行った」場合の押し間違いの発生率は0.75%。
指差しと呼称を「共に行った」場合の押し間違いの発生率0.38%で、
「共に行わなかった」場合の発生率に比べ、約6分の1という結果が出ています。

指差し呼称を行うことは、作業への意識を高めてミスを減らす有効な手段として、
効果を上げていることが確認されています。

最後に                                  

人は誰でも色々な場面で失敗をします。
施工現場においては命に直結しており、
失敗をすることにより自分自身がとても辛い思いをしたり、
家族や仲間が悲しい思いをしたりと、周囲の大切な人も巻き込んでしまいます。


慣れや過信は大敵で、人間の特性の中で、特に怖い部分ではないかと感じます。
失敗をしないために重要なことは何か。
日常の作業前に個々が気を付けることをキチンとやることだと思うのです。

1つ1つの小さな作業のつながりの要所要所で、
一人ひとりが危険なポイントに意識を置く。
この基本行動が、いつものように全員が家族のもとに笑顔で帰れる、現場づくりに繋がると考えます。

私たちアルシスは、今後も日々のKY活動に真摯に取り組んでまいります。

太陽光に関するご相談は
エネルギーマネージメントのプロ・アルシスまでお気軽にお問合せください。

➿0120-18-1192